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2008年10月25日(土) 18時03分

古民家改装し機織り体験施設中国新聞

 庄原市口和町永田、機織り作家脇坂より子さん(57)が、機織り体験交流施設「里呼(りこ)織り工房」を自宅にオープンした。築90年の民家を改装。里山を眺めながらゆったりと作業できる空間に仕上がった。

 古民家は夫の秀明さん(60)の実家。7月に夫が定年退職したのを機に、広島市安佐北区からUターンした。より子さんは「口和に帰って年をとってからも何か活動していたい」と、7年前に機織りを始め、工房オープンを目標に技術を磨いていた。

 古民家の倉庫(約40平方メートル)を機織り体験できる作業場に改装。土間を板張りにしたり、しっくいを塗り直したりした。機織り機は新たに2台購入し、計3台そろえた。作品を展示、販売するギャラリー(約25平方メートル)とトイレもリフォーム中で、11月中に完成する。

【写真説明】リフォームした作業場で、秀明さん(奥)に見守られながら機織り機を操るより子さん

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810250274.html