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2008年10月25日(土) 18時03分

東広島でふき替え用カヤ育成中国新聞

 「西中国茅葺(かやぶ)き民家保存研究会」が初めて、屋根のふき替えのために使うカヤを東広島市志和町で育てている。かやぶき民家が減る中で、業者らに提供して保存につなげる。

 研究会は、カヤが自生し、雑草も茂っていた休耕田約1ヘクタールを借りた。ふき替えに使えるようまっすぐに育てるため1月、雑草などを取り除き、月1回程度見回るなど管理を続けてきた。

 カヤは会に協力する市内の建設会社が12月に刈り、会が紹介するかやぶき業者や職人に販売する予定。採算が合えば、継続的な管理と販売は建設会社は引き継ぐ。

 保存について考えてもらおうと会は、建設会社が刈る前の12月13日にカヤ刈り体験を企画。ボランティアの参加者を募っている。参加費500円。12月10日までに申し込む。上田進代表=電話082(428)0416。

【写真説明】カヤの育ち具合を見る上田代表

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810250270.html