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2008年10月25日(土) 18時03分

島根プルサーマル国が許可へ中国新聞

 中国電力が島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町、82万キロワット)で2010年度中の導入を目指すプルサーマル計画で、経済産業省原子力安全・保安院は28日にも計画を許可する方針を固めたことが24日、分かった。

 一般の原発でプルトニウムとウランの混合酸化物燃料(MOX燃料)を使うプルサーマル計画について、中電は2006年10月、保安院に原子炉設置変更許可を申請した。保安院の一次審査は今年2月に終了。今月20—21日、内閣府原子力安全委員会と同原子力委員会は「一次審査は妥当」と答申した。

 保安院は文部科学省の同意を得た後、28日にも中電に許可書を交付するとみられる。導入の地元判断は中電と安全協定を結ぶ松江市にゆだねられており、今後は同市の判断が焦点となる。市はプルサーマル導入には耐震性の確保を条件としている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810250075.html