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2008年10月25日(土) 18時03分

斐川で「消防考える会」中国新聞

 消防問題を理由にした出雲市と島根県斐川町の合併に反対する斐川町民が住民グループ「斐川の消防を考える会」を設立したことが24日、分かった。11月上旬から消防業務の受委託契約の延長を求める署名活動を始める。

 代表世話人に片寄義彦・元町議(70)が就き、町内6地区の各世話人で構成する。署名や陳情書は両市町、両市町議会のほか、消防庁、県に提出する。署名の目標人数や提出時期は今後決める。

 斐川町の消防業務は2011年3月で出雲市との受委託契約が終わる。単独消防は財政負担が重いとして勝部勝明町長は出雲市との合併を推進している。消防業務をめぐっては単独町制派が多数を占める町議会も市と市議会に契約延長の要望書提出を予定している。

 片寄元町議は「合併問題と消防問題は別次元の話で、切り離して議論すべきだ」と話している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810250078.html