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2008年10月25日(土) 18時56分

<麻生首相>仏・伊首脳と会談 緊急金融サミットに向け協調毎日新聞

 【北京・高塚保】麻生太郎首相は25日午後、訪問中の北京でフランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相と相次いで会談し、来月15日にワシントンで開催される主要20カ国・地域(G20)緊急金融サミットに向けて協調していくことで一致した。

 麻生首相と両首脳との会談は初めて。サルコジ大統領は「危機の教訓を踏まえて金融機関への規制・監督強化を取り上げたい」と提案し、さらに国際通貨基金(IMF)改革など「21世紀にふさわしい国際体制の構築」を訴えた。

 これに対し、麻生首相は「自由市場の機能や透明性に配慮した形での金融機関への監督や規律の導入には賛成だ」と応じた。新国際体制の構築については「短期とともに中長期的な施策も必要」と述べるにとどめた。

 一方、ベルルスコーニ首相との会談では、サミットに向けた協力のほか、来年予定されている「日本におけるイタリア年」などを通じて両国の人的交流、文化、経済関係を深めていくことで合意した。

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