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2008年10月25日(土) 18時54分

金融機関規制の必要性で一致=麻生首相、仏・伊首脳と会談時事通信

 【北京25日時事】麻生太郎首相は25日、北京の人民大会堂でフランスのサルコジ大統領と会談した。大統領は11月15日に米国で開かれる金融危機に関する緊急サミットで「金融機関への規制、監督を取り上げたい」と指摘。首相も「自由市場の機能との両立や透明性に配慮した形の監督、規律の導入に賛成する」と応じた。
 金融サミットを提唱した大統領は「21世紀にふさわしい国際体制の構築が必要だ」とし、2回目以降の金融サミットで国際通貨基金(IMF)など国際機関の役割と改革について早急に結論を出したいと強調した。
 これに先立ち、麻生首相はイタリアのベルルスコーニ首相とも会談し、金融サミット成功のため協力することで一致。ベルルスコーニ首相は「来年のG8(主要8カ国)議長国として現議長国の日本と協力したい」と語った。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000096-jij-pol