記事登録
2008年10月25日(土) 18時03分

<三菱自動車>来月にも減産を検討 5カ月間で数万台分毎日新聞

 三菱自動車は11月にも、国内外の工場で減産を始める検討に入った。09年3月までの5カ月間で数万台分を減産する。09年3月期に130万9000台を見込んでいた世界販売計画も下方修正する方針。世界的な景気悪化や消費低迷を背景に、自動車業界では減産の動きが広がっている。

 30日の中間決算発表までに詰める意向で、残業を減らしたり生産速度を落とすなどして対応する。岡崎工場(愛知県岡崎市)と子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)では、両工場で生産する大型車の在庫がたまってきたため、11月の稼働日を4日間減らし09年1〜3月に振り替える。

 業界では日産自動車が北米向け輸出車などを生産する国内2工場で、11月から5カ月間の生産台数を6万5000台減らし、トヨタ自動車も子会社のトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)などで減産に入っている。【宮島寛】

【関連ニュース】
三菱自:売上高を下方修正 9月中間連結決算
三菱自動車:馬力高めた「ランサーエボリューション10」
三菱自:パジェロのディーゼル車発売 4年ぶり復活
三菱自動車:軽乗用車「トッポ」5年ぶりに販売復活
自動車各社:「軽」続々投入 ガソリン高で堅調 「ワゴンR」は全面改良

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000064-mai-bus_all