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2008年10月25日(土) 17時01分

職業訓練中の生活を支援=ジョブ・カード制度、来月拡充−厚労省時事通信

 厚生労働省は、官民連携の職業訓練を通じて就職を支援する「ジョブ・カード制度」を11月初旬に拡充、就職氷河期に正社員になれなかった年長フリーターや母子家庭の母親が訓練を受講する間、生活費を支援する。訓練中の生活保障を充実させることで受講を促し、安定就労につなげるのが狙いだ。先に成立した2008年度補正予算で財源を確保した。
 専門学校などがジョブ・カード制度に基づいて行う委託型訓練を受講する者が対象で、雇用保険の受給資格がなく、年収200万円以下であることが条件。今年度は約1150人の枠を用意する。
 支援策としては、まず訓練が行われる4カ月間、月額10万円を貸し付ける、その上で、訓練を受講し、終了後6カ月間に求職活動に取り組めば、貸付額の8割、就職(4カ月以上の雇用契約)した場合は全額の返済を免除する。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000073-jij-bus_all