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2008年10月25日(土) 17時00分

守護神ウィリアムス“防銭”一方? V逸で大減棒確実夕刊フジ

 歴史的V逸の余波は、自ら役員報酬カットを科した坂井信也オーナーだけにとどまらず、ナインも直撃。過去6シーズン、リリーフ陣を支えてきたウィリアムスも、来季は大減棒を余儀なくされるのは確実だ。

 ウィリアムスは24日、家族らとともに離日し、旅行先のハワイへ向かった。

 2年契約を満了したウィリアムスは、来季について「もちろん、帰ってきたい。6年プレーして愛着のあるタイガースのため、選手生命をかけてプレーしたいと思ってるよ」と再契約への熱意をアピール。友人には「沖縄キャンプの時にまた食事に行こうぜ」と約束するなどヤル気満々だ。

 来季も阪神でプレーとなれば、外国人選手としては球団最長となる7年目を迎える。もっとも、球団の意向はというと−。

 南信男球団社長は残留について、「方向性はそうですけどね…。外国人の編成については急がない。残しておいて、FAやドラフトの行方を踏まえて動かすということもできる」と何とも微妙だ。

 これまでウィリアムスの契約更改は、直接窓口の沼沢正二球団本部長が「ウチとして欠かせない戦力」と持ち上げ続けたように、ウィリアムス優位。毎回満額回答近くを勝ち取り、初来日時の6300万円から2億3000万円(推定)に跳ね上がった。

 だが、今オフの銭闘は攻守が逆転する。今季55試合で5勝4敗5セーブ、防御率3.09。昨年の0.96から大きくダウン。「JAF」の安定度も色あせたか。救援失敗で終盤逆転負けの試合もしばしばだった。

 「これまでも、ヒザの状態が悪かったり、五輪に出場したことが絡んで調子を落とすことはあったが、今年に関しては原因不明。やはり年齢的なものだろうか」と球団関係者。

 一方のウィリアムスは「6年間で相手打者に慣れられたとも感じる。球の速さに変化をつけたり、新しいピッチングに変えようとトライする」と弁明。過去の栄光をかなぐり捨てて、フォーム改造を示唆するなど生き残りに必死だが、果たして新監督のご託宣は…。

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