議長声明採択し、閉幕へ＝金融危機、気候で連携強化−ASEM首脳会合（時事通信）

2008年10月25日(土) 14時16分

　【北京25日時事】アジアと欧州の45カ国・機関の首脳らが出席して北京で開催されたアジア欧州会議（ASEM）の第7回首脳会合は25日、2日間の議論の成果をまとめた議長声明を採択して、閉幕する。声明には、米国発の金融危機を克服するため政策協調を強化することや、気候変動問題で国際協力を強めることなどが盛り込まれる見通しで、議長を務めた中国の温家宝首相が同日午後（日本時間同）記者会見して発表する。
　首脳会合は25日、気候変動や食料問題、感染症対策、北朝鮮問題などをめぐり議論を続行した。初日の24日には、最優先課題として金融危機への対応策を討議。金融機関に対する監督・規制の改善に取り組むことや、11月15日に米国で開催予定の金融サミットへの支持を明記した特別声明を採択している。　

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