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2008年10月25日(土) 13時56分

核兵器統括「グローバル攻撃司令部」米空軍が来年にも新設読売新聞

 【ワシントン=小川聡】米空軍は24日、ずさんな核兵器管理を巡る不祥事を受けた改善策として核ミサイルと核爆弾に関する任務を統括する「空軍グローバル攻撃司令部」を、来年9月までに新設するとする報告書を発表した。

 米空軍では昨年8月、B52戦略爆撃機が誤って核弾頭付き巡航ミサイルを搭載したまま米本土を飛行したほか、今年に入り、核弾頭の起爆関連装置を間違えて台湾に送付していたことも発覚。ゲーツ国防長官が、核兵器管理の見直しを指示していた。

 報告書では、「核抑止力は米国と同盟国にとって不可欠だ」と強調。新司令部設置のほか、核監察の手順の向上や核問題に関する政策策定などを実施するとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000028-yom-int