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2008年10月25日(土) 11時12分

米、保険会社に公的資金の注入を検討…財務の悪化懸念で読売新聞

 【ワシントン=矢田俊彦】米財務省は24日、保険会社にも公的資金を注入する方向で検討に入った。最近の株価下落で保険会社の財務内容の悪化が懸念されているためだ。

 米メディアが報じた。

 金融安定化法で、連邦政府が監督する金融持ち株会社形態の保険会社へ公的資金の注入は可能になった。だが、多くの保険会社は州の監督下にあり、現状では同法の対象外だ。

 これに先立ち、米金融業界などで組織する金融サービス円卓会議は24日、安定化法の支援対象に、保険会社のほか、自動車会社などを加えることを求める書簡を米財務省に送った。ただ、幅広い業界の要望に応じれば7000億ドルの公的資金枠では足りなくなる恐れもある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000019-yom-bus_all