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2008年10月25日(土) 00時33分

ASEM首脳会議が開幕、金融危機で特別声明を採択読売新聞

 【北京=有光裕】アジアと欧州の45か国・機関の首脳らが出席するアジア欧州会議(ASEM)首脳会議が24日、北京で開幕した。

 米国発の金融危機がアジア、欧州の新興・中小国経済に悪影響を及ぼしつつあることを受け、金融機関への規制・監督の強化に取り組むことなどを盛り込んだ特別声明を採択した。

 25日まで2日間の日程で、中国の温家宝首相が議長を務める。日本からは麻生首相が出席している。初日の会合では「国際経済と金融情勢」をテーマに、金融危機への対応を議論した。

 特別声明では、市場の安定化と実体経済の悪化に歯止めをかけるために、アジアと欧州が共同歩調をとることの重要性で一致した。

 具体的には、今回の金融危機で損失を世界にばらまいた証券化商品などを念頭に、金融技術の高度化に対応した新しい規制を整えることが不可欠とした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000001-yom-bus_all