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2008年10月24日(金) 23時31分

告発受けた事故米調査、在庫不足でも農水省は「不正なし」読売新聞

 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による事故米の不正転売事件で、農林水産省が不正を告発する投書を受け、昨年1〜2月に同社九州工場に立ち入り調査した際、事故米の一部が行方不明だったにもかかわらず、当時の本省の担当課長が「不正は見いだせなかった」として調査の打ち切りを指示していたことがわかった。

 事故米問題を巡る同省の責任を検証する有識者会議に、同省が24日明らかにした。

 同省によると、当時の消費流通課長は昨年1月29日、三笠フーズについて「農薬に汚染された中国産モチ米を焼酎原料として売り込んでいる」とする投書が届いたと報告を受け、福岡農政事務所に事故米の在庫量を確認するよう指示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000059-yom-soci