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2008年10月24日(金) 14時38分

<個人情報>愛知県障害福祉課の女性職員がメモリー一時紛失毎日新聞

 愛知県健康福祉部は24日、同部障害福祉課の女性職員(40)が福祉施設職員の自宅の電話番号などが入ったUSBフラッシュメモリーを一時紛失したと発表した。自宅で仕事をするため、無断で私物のメモリーにコピーしたうえ、紛失を県に報告していなかった。個人情報が悪用された形跡はないという。

 同課によると、職員は8月下旬、愛知県豊田市内の自宅から職場に通勤する途中、メモリーを入れていた財布を紛失したという。メモリーには県の研修に参加した福祉施設の職員1428人の氏名や住所、生年月日などが記録されていた。延べ417施設への国からの給付金額なども記録されていた。

 今月20日、メモリーが入った財布が、「1、2カ月前に市役所駅で拾いました」という匿名のメモとともに県庁に郵送されてきたため、県が調べた結果、女性職員の私物と判明した。職員は「メモリーは職場の机かどこかにあると思っていた。そのうち見つかると思い、報告しなかった」と話しているという。

 同課の小山俊夫課長は「情報セキュリティに関する研修を至急開催して再発防止の徹底を図りたい」と話している。【月足寛樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000068-mai-soci