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2008年10月24日(金) 01時07分

<FRB前議長>失業率の急上昇避けられず 米下院で証言毎日新聞

 【ワシントン斉藤信宏】米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は23日、米下院で証言し、世界規模に拡大した金融危機について「信用危機の津波が押し寄せており、経済に深刻な悪影響を及ぼしている」と危機感を表明した。そのうえで、「今後、相当な規模で解雇の動きが本格化し、失業率の急上昇も避けられないだろう」と米国経済の先行きに厳しい見方を示した。

 グリーンスパン前議長は、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題について「一部の投資家による熱狂的な投資姿勢が原因」と述べ、「政策当局による予見は不可能だった」との認識を示した。

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