2008年10月24日(金) 19時00分

県も庁内調査へ/補助金不正経理問題（カナロコ）

　全国十二道府県で国の補助金の不正経理を会計検査院に指摘された問題を受け、松沢成文知事は二十四日の会見で、国庫補助負担事業に関する庁内調査を行うことを明らかにした。

　松沢知事は「本県では報道のような預かり金やカラ出張、カラ雇用、目的外使用といった不正な経理処理はないものと考えている。しかし、県民への説明責任を果たしていく必要がある」と調査の理由を説明した。

　羽田愼司副知事をチームリーダーに関係部局長で構成する緊急点検庁内調査チームが実施。二〇〇七年度の国庫補助負担事業四百三十八億円については、すべての経理処理を帳票などを参考に二十日間程度で緊急調査する。

　さらに、国土交通省と農林水産省所管関係の国庫補助負担事業は〇三年度から〇七年度までの五年分を対象に、納入業者にも確認して詳細調査を行う。調査には三カ月程度かかる見込み。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000005-kana-l14