生キャラメルからメラミン…花畑牧場の商品に偽装（スポーツ報知）

2008年10月24日(金) 21時56分

　埼玉県警は２４日、不正競争防止法違反容疑の事件捜査で押収した「生キャラメル」からメラミン０・５ＰＰｍを検出したと発表した。健康被害の報告はないという。埼玉県と県警が製造業者や流通経路を調べている。

　県警などによると「生キャラメル」は一袋１０個入りで５９８円。タレントの田中義剛さんが経営する会社「花畑牧場」（北海道中札内村）の商品と誤解させるような表示をしていた。

　埼玉県内でスーパーを展開する「ショッピングひまわり」（鷲宮町）の「幸手香日向店」（幸手市）が、段ボール箱で仕入れた生キャラメルを袋詰めにし、系列の「久喜本町店」（久喜市）で販売。商品はすべて販売済みという。

　メラミンが検出されたのは、消費期限が９月２１日の商品。県警が押収していた別の消費期限の２つの商品からは検出されなかった。

　県警は、８月下旬に消費者が購入した商品を９月２５日に押収。１０月１０日にハウス食品分析テクノサービス（千葉県四街道市）に成分分析を依頼し、２１日にメラミンが検出された。

　埼玉県は、メラミン０・５ＰＰｍの濃度は、大人が毎日７５キロを一生食べ続けても、健康に影響がないと説明している。