メルセデス・ベンツ日本（東京）は２４日、高級小型スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）の新型車「ＧＬＫクラス」を発売した。高級小型ＳＵＶは小回りが利くため、都市圏でもニーズがある。販売が低迷する輸入車勢は巻き返しを狙う。
ＧＬＫは主な購入層を３０代後半から４０代の共働きの夫婦と想定し、車体は全長が４・５３メートル、全幅が１・８４メートル。４輪駆動で、最高出力が２３１馬力となる排気量３０００ｃｃエンジンを搭載した。安全性に配慮し、走行状況に応じて照らし方を自動制御するヘッドライトを採用し、９つのエアバッグを装備した。左ハンドルで、車両価格は６７５万円。
ほかの輸入車勢も、ＳＵＶの中でも、大型に比べて、価格が安く燃費が良い小型の市場を重視。フォルクスワーゲン（ＶＷ）グループジャパン（愛知県豊橋市）が「ティグアン」を９月末に発売。アウディジャパン（東京）も「Ｑ５」を来年半ばに発売する。
ベンツ日本は「相次ぐ小型ＳＵＶの登場で輸入車市場が活性化するだろう」と期待している。
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