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2008年10月24日(金) 12時47分

全日空飲酒遅延、他に4件スポーツ報知

 全日空の副操縦士の呼気から社内規定を上回るアルコールが検出されて那覇発羽田行きの便に約1時間半の遅れが出た問題で、同社は24日、これまでの2か月間で飲酒測定機で検知されたことによる遅延が、これ以外に4件あったことを明らかにした。同社は再発防止策を検討している。

 同社は8月18日に測定機を更新。以降、今回のほかに、8月21日に関西発大連行き945便が26分、同23日に伊丹発新潟行き513便が30分、同26日に成田発ニューヨーク行き10便が38分、9月6日に札幌発成田行き2152便が27分の4件の遅延があった。

 8月21日は機長が検査直前に飲んだ黒酢を誤検知した可能性があり、3回目の検査で基準値を下回ったため乗務させたが、他の3件は代替要員で運航したという。

 全日空は測定機更新前には飲酒による乗務停止はなかったとしている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081024-OHT1T00233.htm