昨年から不審火が多発していた広島県神石高原町の空き地で放火したとして、県警捜査一課などは二十三日、森林法違反（森林放火）容疑で福山市新市町下安井、無職
細川容疑者は連続不審火の一部への関与を認めており、県警は裏付け捜査を進める。地元消防などによると、同町では昨年二月から今年四月にかけ、集会所や山林などが燃える火事が三十数件発生。けが人はなかったが、高校生が放火した三件を除き未解決だった。
調べでは、細川容疑者は四月十九日午後二時半ごろ、同町安田の山林で雑草に火を付け、約三十平方メートル燃やした疑い。
今月二日、近所の民家の窓ガラスを割ったとして、福山北署が器物損壊容疑で逮捕。細川容疑者は、今年の不審火数件への関与を認める上申書を提出していた。