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2008年10月23日(木) 09時59分

炭素繊維の複合素材を開発中国新聞

 岡山県工業技術センター(岡山市)は22日、四軸織物に耐熱性樹脂を塗り込んだ炭素繊維の複合素材を、四軸織物メーカーの明大(倉敷市)と共同開発したと発表した。縦横に織り込む二軸の同種素材より強度があり、自動車や航空機部品へ活用を目指す。

 新素材は縦横に加え、斜め二方向から強度の強いカーボン繊維を織り込んだ四軸の布に、耐熱性のあるエポキシ樹脂を塗り込み熱で固めた。同センターの実証実験で、ねじり強度は二軸に比べ4倍、曲げ破壊は2倍強いとの結果が出た。比重が鉄の4分の1、アルミニウムの2分の1と軽く、より強度があるという。

【写真説明】岡山県工業技術センターなどが開発した四軸織物を使った板材とパイプ材

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810230034.html