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2008年10月23日(木) 16時32分

もみ殻で固形燃料作る 因島中国新聞

 機器開発会社のトロムソ(尾道市因島重井町)は、もみ殻をすりつぶして固形化した燃料「モミガライト」を作った。広島県の新事業分野開拓事業者に認定され、自治体の非常用備蓄燃料やバイオマス(生物資源)燃料として期待されている。

 製造装置にもみ殻を入れて粉砕・圧縮し、数十秒後に直径5センチの棒状の固形燃料ができる。試算では、燃料コストは1000キロカロリー当たり6.3円で灯油の約半分。廃棄物となるもみ殻を有効活用し、燃焼時に窒素・硫黄酸化物を含まないため環境に優しい上、稲作地帯ではどこでももみ殻が入手でき、地産地消につながるという。橋本俊隆社長は「化石燃料に替わる無公害固形燃料としてアピールしたい」と話している。

【写真説明】モミガライトを手にする橋本社長。後ろは製造装置

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810230314.html