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2008年10月23日(木) 16時00分

裁判員制度:裁判官が出前授業、生徒に制度説明−−坂出商高 /香川毎日新聞

 来年5月から始まる裁判員制度を高校生にも知ってもらおうと、裁判官による講演会が22日、坂出市青葉町の坂出商高(川田和広校長)であった。
 高松地裁刑事部の大野洋裁判官(32)が講演。同高商業科3年の生徒約60人が聴講した。大野裁判官は、生徒から裁判員になることへの不安を聞きながら話を進めた。
 大野裁判官が「香川県は、人口に占める殺人事件の割合が高く、裁判員に選ばれる可能性が高い」などと説明すると、生徒たちは驚いた様子で、「理由なく裁判員をしなかったらどうなるか?」「給料は出るのか?」などと質問。大野裁判官は「10万円以下の過料を払うことになります」「日当や、場合によっては宿泊料が出ます」などと丁寧に説明した。
 授業を受けた山本英里佳さん(18)は「話を聞いて、少し気が楽になりました。一度は裁判員を経験してみたいです」と話していた。【矢島弓枝】

10月23日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000231-mailo-l37