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2008年10月23日(木) 22時03分

「50年で初めて、ショック」と組合長=6人中5人が睡眠−漁船衝突事故・沖縄時事通信

 沖縄県本部町の水納島沖で漁船「航平丸」と貨物船「しゅり」が衝突、航平丸の乗組員3人が死亡した事故で、貨物船を運航していた近海郵船物流の尾崎修一社長らが23日午後、那覇市沿岸漁協を訪れ、山川義昭組合長と面談、「このようなことになって申し訳ない」と頭を下げた。
 山川組合長は「漁協の創業から50年、衝突事故で組合員を亡くしたのは初めて。相当ショックだ」と肩を落とした。
 航平丸は伊江島沖の漁場に向かう途中だったとみられる。組合長が病院に収容された名嘉村彰船長(52)から聞いた話では、事故当時、乗組員6人のうち5人は眠っていた。船長は貨物船からの汽笛を聞いて目を覚ましたが、貨物船は既に目前に迫っていたという。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000231-jij-soci