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2008年10月23日(木) 21時07分

<世界遺産>国立西洋美術館本館の登録で現地調査毎日新聞

 来年の世界文化遺産登録を目指している国立西洋美術館本館(東京・上野公園)で23日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査が始まった。イコモス委員のシェリダン・バーク氏(オーストラリア)が24日まで同館の保全管理状況などを中心に視察し、世界遺産にふさわしいかどうかを評価する。

 同美術館は、近代建築の巨匠と呼ばれるフランス人建築家ル・コルビュジエ(1887〜1965年)が設計した日本で唯一の建築物。これを含め、フランスやスイスなど6カ国の計22カ所を一括して「ル・コルビュジエの建築と都市計画」として各国が共同でユネスコに推薦している。

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