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2008年10月23日(木) 21時07分

<妊婦死亡>職員派遣し7病院聞き取りへ 厚労省と東京都毎日新聞

 妊娠中に脳内出血を起こし7病院に受け入れを断られた後に死亡した問題で、厚生労働省と都は24日、7病院に職員を派遣し聞き取り調査する。厚労省はその結果を踏まえて全国の産科救急を担う病院の実態を調べ、再発防止策を検討する。

 墨東病院が指定されている「総合周産期母子医療センター」は、96年に旧厚生省が出した整備指針で、24時間対応できる複数の産科医確保を求めているが、当日は当直医が1人しかいなかった。厚労省医政局は「原則からは外れており、他病院との連携も含め、問題点がなかったか検証する」としている。

 また、厚労省の江利川毅事務次官は23日の定例会見で「痛ましい、残念な事案だ。大きな病院での対応でもあるので、どういう情報を受けてどういう判断をしたのか、調べてみたい」と述べた。【清水健二】

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