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2008年10月23日(木) 21時07分

<携帯電話>08年度上半期の出荷、前年比21.2%減 毎日新聞

 民間調査会社のMM総研が23日発表した08年度上半期(4〜9月)の携帯電話端末の国内出荷台数は、前年同期比21.2%減の1981万台で上期としては00年度の調査開始以来、最低だった。携帯電話各社が販売方法の変更に伴って端末価格を引き上げたため、消費者が買い替えを控えたとみられる。上半期の出荷台数が前年を下回るのは4年ぶり。

 携帯電話各社は新規加入者の獲得競争が一巡したことなどを受け、昨年までに販売方法を見直し、通話料や基本料を安くする代わりに端末価格を引き上げた。この結果、格安端末が激減したほか、高級機種は2万円程度値上がりし、気軽に買い替えるのは難しくなった。景気低迷に伴う消費の冷え込みも出荷台数の減少につながった。

 メーカー別のシェアは、1位がシャープ(23.2%)、2位がパナソニックモバイル(17.0%)、3位がNEC(12.9%)。

 同総研は08年度通期の出荷台数も、前年度比22.4%減の3940万台に落ち込むと予測している。【宮島寛】

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