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2008年10月23日(木) 21時02分

「物価上昇に見合うベアを」連合が来春闘の基本構想読売新聞

 連合は23日、中央執行委員会を開き、「物価上昇に見合うベア(ベースアップ)」を求めていくことを盛り込んだ2009年春闘の基本構想をまとめた。

 明確にベアを要求するのは01年春闘以来、8年ぶり。

 連合内で議論を重ね、12月2日の中央委員会で闘争方針を決める予定だ。

 連合によると、2%の物価上昇で試算した場合、6000円程度のベア要求となる。記者会見で高木剛会長は、「景気が悪くなる中、要求が厳しすぎるといった意見もあるが、物価上昇による賃金目減り分を取り戻す必要がある」と述べた。

 連合では02年春闘以降、ベアの統一要求を行わず、06年からは、「賃金改善」といった形で賃金引き上げを目指してきた。全従業員の給料が上がるベアに対し、賃金改善は特定の年齢層だけの賃上げでもかまわない点が異なっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000049-yom-soci