記事登録
2008年10月23日(木) 19時47分

裁判権放棄の「密約文」発見=米兵犯罪で日本側−1953年文書、米公文書館公開時事通信

 日本に駐留する米兵の犯罪について、日本政府が1953年に「重要事件以外の裁判権を行使しない」と米国側に表明したとする議事録を、日米関係研究者の新原昭治氏が米国立公文書館で入手し、23日に公表した。
 日米地位協定は、公務中と専ら米兵や家族、米国の財産が被害を受けた犯罪以外、日本が一次裁判権を持つと規定している。
 新原氏は「議事録は政府が否定する裁判権放棄の密約そのものだ」と話した。 

【関連ニュース】
東条元首相の手記発見=終戦直前、責任転嫁も-国立公文書館

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000172-jij-soci