元社長の不起訴不当申し立て＝検察審査会にNOVA講師−大阪（時事通信）

2008年10月23日(木) 19時12分

　経営破綻（はたん）した英会話学校「NOVA」（大阪市、破産手続き中）の賃金不払い事件で、講師の米国人ブルース・コリンズさん（50）ら2人が23日、元社長猿橋望被告（57）＝業務上横領罪で起訴＝に対する労働基準法違反罪での不起訴処分を不当として、大阪第二検察審査会に審査を申し立てた。
　申立書でコリンズさん側は「経営悪化は社会問題化した違法な商法が原因で、改善を怠った元社長の責任は重大」と主張している。
　NOVAは昨年10月に破綻。大阪労働局は今年6月、従業員ら約400人の給与計約1億円を支払わなかったとして、元社長と法人としての同社を書類送検したが、大阪地検は「意図的な不払いでない」として不起訴とした。　

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2008年10月23日(木) 19時12分