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2008年10月23日(木) 19時11分

高級ブランドなどのニセモノ購入、52%が「仕方ない」読売新聞

 内閣府が23日発表した模倣品・海賊版に関する国民意識調査で、半数を超える52・4%が、高級ブランドや映画ソフトなどのニセモノの購入は、「仕方がない」と考えていることが分かった。

 2年前の調査結果(45・2%)に比べて容認派が増えており、政府は啓発活動の見直しを迫られそうだ。

 調査は今年9月、全国の20歳以上を対象に1770人から聞き取りで行った。ニセモノの購入を容認する理由としては「正規品より安い」「公然と売っている」「正規品にはないデザイン・仕様の品がある」が多かった。「購入すべきでない」との意見は、前回の47・4%から39・9%に減った。

 政府は毎年、「模倣品・海賊版撲滅キャンペーン」を展開している。今回の調査で、こうした啓発活動を「知っていた」との回答は54・5%で、十分な効果が上がっていないことが判明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000038-yom-soci