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2008年10月22日(水) 03時02分

日中韓で金融監視体制、来月にも協議組織設立へ読売新聞

 日中韓3か国の金融当局がアジア金融市場の安定化に向け、金融機関の監視体制や情報開示などについて協議する新たな組織を設立することが21日、明らかになった。

 先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の参加国で構成する金融安定化フォーラム(FSF)のアジア版を目指す。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国にも参加を呼び掛ける。11月中にも東京で初会合を開き、世界的な金融危機によるアジア経済への悪影響を抑え込むための具体策を検討する。

 新組織「マクロ経済・金融安定化ワークショップ」(アジア版FSF)は、日本の呼びかけに中国と韓国が応じて実現した。3か国の財務省、中央銀行、金融監督当局の代表者が出席する会合を定期的に開く。アジアで事業展開する主要な金融機関について財務内容の健全性や融資の実態、投資リスクを把握するための内部管理体制の監視などが検討されると見られる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000002-yom-bus_all