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2008年10月22日(水) 02時32分

<不正経理>国交・農水側でも…12道府県委託めぐり3億円毎日新聞

 12道府県の不正経理問題で、国土交通省と農林水産省の委託事業費を巡り、両省にも約3億円の不適切な経理処理があったことが会計検査院の調べで分かった。支出の根拠となる資料が不足しているなどの不備が見つかり、検査院は両省に改善を求めた。自治体側への周知徹底が不十分なために、妥当な経理処理ができなかったと判断した。

 一方、両省の補助事業を巡る12道府県側の不正経理の総額は約5億5000万円だったことが判明。未消化の予算を業者に預けるなどの自治体の不正経理が原因となっているため、検査院は自治体側に不備を指摘した。【苅田伸宏】

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