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2008年10月22日(水) 02時32分

<三重女子高生監禁>水、食事与えず21時間…市川容疑者毎日新聞

 三重県紀北町の女子高校生監禁事件で、逮捕監禁致傷容疑で送検された同町海山区相賀の塾経営、市川元容疑者(63)が女子生徒(16)をロープで縛ったまま約21時間、水も食事も与えずにほぼ放置していたことが21日、三重県警の調べで分かった。

 調べでは、女子生徒は16日午後2時ごろから、市川容疑者の自宅兼塾の和室に監禁されたとみられる。目と口を粘着テープでふさがれ、手首などをロープで縛られていた。首を絞められたほか、腹にはけられたとみられる跡もあったという。

 市川容疑者は同日、午後6時から約1時間、自宅の別室で、5、6人の生徒を相手に書道の授業をした。市川容疑者の布団は、女子生徒が監禁された和室とは別室に敷かれていたことなどから、県警は市川容疑者が女子生徒をほぼ放置し、自分は別室で寝ていたとみている。翌17日朝には近くの喫茶店に行き、店を出たところを捜査員に任意同行を求められ、逮捕された。女子生徒は保護された時、相当衰弱した様子だった。【岡大介】

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