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2008年10月22日(水) 01時45分

「混む」=「こむ」読みOKに、文化審委が常用漢字見直し案読売新聞

 日常的に使う漢字の目安となる「常用漢字表」(1945字)の見直し作業を進めている文化審議会の漢字小委員会は21日、「混む」を「こむ」と読めるようにするなど、計34字の音訓を追加することを了承した。

 この結果、従来は「人込み」という表記だったが、新たに「人混み」とも表記できるようになる。

 このほかに新たに読み方として追加されたのは、「私(わたくし)」の「わたし」、「要」の「かなめ」、「創」の「つくる」など。音読みでは、「旬」を「しゅん」などが追加された。

 同委員会はこれまで、常用漢字の見直し作業の中で新たに加える字の種類の選定を終えており、これまでより186字多い2131字になることが案として決まっている。

 今後は、読み方に加えて字体が複数あるものについて、どちらを使用するか議論を進め、来年2月ごろには新常用漢字の試案を作成する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000001-yom-soci