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2008年10月22日(水) 01時37分

パキスタン政府、IMF緊急融資の協議始める読売新聞

 【ラホール(パキスタン東部)=佐藤昌宏】AP通信によると、世界的な金融危機や治安悪化の影響で、経済破綻(はたん)の危機に直面しているパキスタン政府は21日、アラブ首長国連邦のドバイで、国際通貨基金(IMF)との間で緊急融資についての協議を開始した。

 パキスタンの外貨準備高は、輸入代金の6週間分にあたる80億ドル程度まで落ち込み、債務不履行(デフォルト)を避けるためには40〜50億ドルが必要だという。

 パキスタン・ルピーの対ドル相場は、今年に入ってから約25%下落。株価も約35%下がった。これに対し、3月に発足したギラニ内閣は5月以降、財務相など経済閣僚ポストを事実上空席のままとするなど、危機を放置してきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000000-yom-int