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2008年10月22日(水) 14時00分

音声関連のMS特許技術:「リアルタイム検閲」や「発信者特定」WIRED VISION

米Microsoft社が、音声ストリーミング・データをリアルタイムで検閲する技術の特許を認められた。同社のオンライン・ゲーム・サービス『Xbox Live』を通じて、『Halo』ファンのティーンエージャーたちから侮辱的な言葉を浴び続ける日々も終わりに近づきそうだ。

この技術は、リアルタイムまたは保存されている音声ストリーミング・データを処理して、「望ましくない語句に関して、意味がわからないか、聞き取れないように変更した検閲済みの音声を作り出す」ものだ。

この技術が、Microsoft社のオンライン・ゲーム事業に直接適用されるかどうかは確認されていないが、Xbox Liveが同社の手がける音声依存型のサービスで最も重要なものであることは確かだ。

一方で、『Ars Technica』の記事が指摘しているように、放送会社にとっては非常に貴重な技術になるかもしれない。放送会社各社はこの数年間、地上波放送で不適切な内容が放送される場合に米連邦通信委員会 (FCC)から科される巨額の罰金に、ますますおびえるようになっているのだ。

[過去記事「「誰からの電話か音声認識で判断」Microsoft社が特許取得」では、音響技術を利用して発信者の身元を確認する同社の特許技術について紹介している]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000000-wvn-sci