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2008年10月22日(水) 00時28分

<アオウミガメ>産卵、愛知・豊橋で確認…本州で初毎日新聞

 アカウミガメの産卵地として知られる愛知県豊橋市の表浜海岸で、アオウミガメの産卵が確認された。アオウミガメは熱帯、亜熱帯に広く分布しており、日本では鹿児島県・屋久島や小笠原諸島が主な産卵地。本州で産卵が確認されたのは初めてという。

 今月18日正午ごろ、同市アカウミガメ実態調査員の大須賀哲夫さんが産卵巣を確認。104個の卵が見つかり、すべて死滅していたが、うち一つを割って調査したところ、アオウミガメの子ガメと確認された。

 8月20日にアオウミガメが上陸した跡が見つかっており、この時に産卵したらしい。表浜で産卵したことについて、大須賀さんは気候の温暖化で水温が上昇したためか、黒潮の蛇行で表浜に上陸、産卵したとみている。

 表浜海岸では今夏、169回のウミガメ上陸が確認されている。【中島幸男】

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