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2008年10月22日(水) 19時42分

放射性廃棄物を10年以上放置、千葉・野田の塗料会社告発読売新聞

 文部科学省は22日、放射性廃棄物を10年以上も放置しているとして、塗料会社「飯田夜光塗料」(千葉県野田市)と同社の飯田峰次社長を、放射線障害防止法違反容疑で県警野田署に告発したと発表した。

 廃棄物の安全管理と撤去を求める措置命令に従わなかったためで、同省が同法違反容疑で業者を刑事告発するのは初めて。

 同省によると、同社は1961年から同法による使用許可を受け、放射性物質「ラジウム226」が入った発光塗料を時計の文字盤に塗布する事業を続けてきた。しかし、96年に廃業。使用許可の廃止も届け出ていたが、現在も放射性廃棄物が入ったドラム缶(50リットル)43本を敷地内に放置し続けているため、同省が今年9月30日に撤去するよう命令していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000043-yom-soci