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2008年10月22日(水) 12時13分

Androidのソースコードを公開、グーグル@IT

 グーグルとOHA(Open Handset Alliance)は10月22日、携帯電話向けプラットフォーム「Android」のソースコードを公開した。初のAndroid搭載端末「T-Mobile G1」の発売に合わせた格好だ。

 ソースコードはAndroidオープンソースプロジェクト(http://source.android.com/)から無償でダウンロードできる。開発者やユーザーは、自由にプログラムを追加したり、改変したりできる。

 AndroidにはARM向けのLinuxカーネル、システムライブラリ、Javaで書かれたプログラムを実行するランタイム「Dalvik VM」、アプリケーションフレームワークなどが含まれるほか、電話機能、Webブラウザ、メールアプリケーション、電卓、カメラなど基本アプリケーションも含まれる。コードの大部分はApache 2.0ライセンス、Linuxカーネルのパッチなど一部はGPLv2でライセンスされる。

 Linuxカーネルは携帯電話向けに省電力機能やシェアードメモリ機能を追加してあるほか、スケジューラも最適化しているという。システムライブラリとしては、レンダリングエンジンの「WebKit」、ApacheプロジェクトによるJava SE実装の「Harmony」、SSL/TLSプロトコル実装の「OpenSSL」などオープンソースのものが多く含まれる。これに加え、メディアコーデックやOpenGL ES 1.0ベースの2D/3Dグラフィックス、音声認識などAndroidプロジェクトで開発したライブラリが含まれている(詳細な機能一覧)。


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