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2008年10月21日(火) 20時14分

新銀行東京の検査終了=経営状況の報告命令へ−金融庁時事通信

 金融庁は21日、東京都が出資し、経営難に陥っている新銀行東京に検査結果を通知した。検査終了に伴い、直近の経営管理状況を確認するため、銀行法に基づく報告命令を発動する。報告内容を精査し、融資判断など内部管理体制に問題があれば、業務改善命令などの行政処分を出す方針だ。
 都は3月、新銀行東京の実質破綻(はたん)を避けるため、400億円の追加出資を決定。直後の4月、金融庁は同行に対する初の検査に着手し、3月末時点の貸出先の経営状況などを調べていた。検査結果は公表されないが、同行は筆頭株主の都の影響が色濃く、経営の自立性に問題があった点などを指摘されたとみられる。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081021-00000169-jij-pol