2008年10月21日(火) 14時23分

＜未公開株詐欺＞投資顧問元常務に懲役５年　名古屋地裁判決（毎日新聞）

　投資顧問会社「ワールドインベストメント」（東京都中央区）による未公開株詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）などの罪に問われた同社の元常務、細谷一弘被告（６１）に対し、名古屋地裁は２１日、懲役５年（求刑・懲役７年）を言い渡した。伊藤納裁判長は「業務部を統括していた被告の責任は重大」と述べた。

　判決によると、細谷被告は０５年８月〜０６年２月、同社社長、橋本誠一被告（６０）＝控訴中＝らと共謀し、上場予定のない採掘会社「ジャパン・レア・アーツ」など３社の未公開株を上場確実と偽って販売。被害者５７人から計約１億５０００万円をだまし取った。弁護側は「詐欺の故意はなかった」などと情状酌量を求めていた。【式守克史】

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