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2008年10月20日(月) 10時55分

うす毛の悩み 日米男性の意識や対策に意外な差J-CASTニュース

 シャンプーやブラッシングしたときの抜け毛を発見したとき。鏡をのぞいたときに自分の額の生え際にドキッとしたとき——。男性にとって、これはちょっとショックな瞬間だ。頭髪はいつまでも若々しく、ふさふさでありたいもの。うす毛の悩みは万国共通だろう。しかし、万有製薬が実施したうす毛・抜け毛に関するアンケート調査では、日米の男性で意外な差があることがわかった。

■日本人「カッコよくない」米国人「老けてみえる」

 万有製薬は10月20日の「頭髪の日」を前に、日米の20〜49歳の男性約300人アンケートを実施した。それによると、うす毛や抜け毛を気にしている米国人は70.6%と日本人の53.6%を大きく上回った。うす毛や抜け毛を気にする理由としては、68.1%の日本人が「カッコよくない」、74.1%の米国人が「老けてみえる」からと答えた。

 うす毛・抜け毛の自覚症状は、日本人は34.0歳、米国は31.1歳で、米国のほうが3歳ほど早く現れている。そのため費用面でも日米で違っていて、米国人は抜け毛が気になりはじめる20歳代から、日本人は30歳代からお金をかけるようになる。さらに、日本人は月額平均3632円をかけるが、米国人はその2.5倍の9241円を費やす。20歳代の米国人がうす毛や抜け毛のためにかけてもよいと思う費用は月額平均2万4225円にも上った。

 この金額の差は、米国人がバランスのよい食事や運動、サプリメント、睡眠、ストレスをためないなどの健康全般に気をつかってケアしているためで、そこからは米国人がからだの中から症状を「治そう」としていることがうかがえる。

■うす毛・抜け毛は「治療」できる

 その一方で日本では、育毛剤や増毛剤、育毛ケア商品が続々開発されていて、頭皮マッサージやシャンプー、ヘアトリートメントにも熱心。このように頭皮・頭髪を直接ケアする方法は、日本人に多く見られる傾向でもあるようだ。

 こうした中で、日本人の成人男性の3人に1人に見られるというAGA(男性型脱毛症)に効く治療薬として「プロペシア」が注目されている。AGAとは、思春期以降に額の生え際や頭頂部の毛髪がうすくなり、抜けていく症状のことで、プロペシアは世界で唯一のAGA治療薬として世界60か国で承認され販売。日本では2005年12月に販売がはじまり、ソフトバンクの王貞治前監督も服用しているそうだ。

 一般的にうす毛・抜け毛には、遺伝的素因やジヒドロテストステロンなどが関係するといわれているが、AGAはこれまで老化現象と考えられ、あきらめがちで、「治る」とは考えられていなかった。しかし、最近では若年層にも悩みを抱えるケースが増え、「なんとかしたい」と治療のニーズが高まってきているわけだ。

 専門医でクリニック平山の佐藤明男院長は、「生活習慣の見直しはもちろん大切ですが、うす毛が気になりはじめた早い段階にプロペシアを飲みはじめることを薦めます」と話している。


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