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2008年10月20日(月) 09時58分

陸自情報ネットに流出=旅団3佐、ウィニー使用認める−広島時事通信

 陸上自衛隊の内部情報がファイル共有ソフト「ウィニー」を介してインターネット上に流出していることが20日、分かった。陸自第13旅団(広島県海田町)所属の3佐が書いたとみられる文書が含まれており、旅団の聴取に対し、3佐はウィニー使用を認めているという。
 陸自によると、流出したのは「FOC」と呼ばれる陸自幹部課程の関連情報などで、陸自電算機システムや電子戦に関する情報が多く含まれていた。防衛秘密に当たる情報はなかったという。
 FOCは陸自の幹部自衛官に上級指揮官としての知識などを習得させることを目的としている。
 19日に3佐が書いたとみられる文書がネット上に流出していると外部から指摘を受け、旅団は同日夜、事情を聴いた。3佐は「流出させた覚えはない」と話しているが、業務で使用しているパソコンでウィニーを使っており、ここから流出したとみられる。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000023-jij-soci