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2008年10月20日(月) 14時32分

Edy、Suica、PASMO…二重引き落とし続出読売新聞

 現金がなくても買い物ができる前払い式電子マネーを巡り、大手5社が発行する電子マネーを小売店や飲食店などで支払いに使った際、代金が二重に引き落とされるミスが相次いでいる。

 各社は「店側の誤操作が原因」としてこれまで公表していない。客側からの申し出がなければ返金しないとする企業も多いため、表面化しているミスは氷山の一角と見られる。急増する電子マネーはすでに9000万枚を超えており、各社も対応を迫られそうだ。

 この電子マネーは、業界最大手の「Edy(エディ)」、JR東日本の「Suica(スイカ)」、首都圏の私鉄などが運営する「PASMO(パスモ)」、イオンが発行する「WAON(ワオン)」、JR西日本の「ICOCA(イコカ)」の5種類。

 いずれも、集積回路(IC)チップが組み込まれたカードや携帯電話に事前に“入金”し、買い物の際に端末にかざして支払う仕組み。読み取りが不十分だった場合にはブザーが鳴り、客は再度カードをかざすことで手続きが完了する。

 ところが、操作に不慣れな店員が、ブザーが鳴った後に端末の電源を切ったり、別の端末を使ったりして、再度カードをかざすよう求めた場合、代金が二重に引き落とされてしまう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000028-yom-soci