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2008年10月20日(月) 02時32分

<オジロワシ>風車に激突死? 北海道毎日新聞

 北海道釧路管内浜中町にある道内最大級の風力発電施設内で19日、風車に激突したとみられる国の天然記念物オジロワシの死骸(しがい)が回収された。日本野鳥の会によると、オジロワシの風車への衝突死は04年2月に留萌管内苫前町で発生して以来10例目。高田令子・ニムオロ自然研究会事務局長(36)は「大きな風車の場合、羽根の先端は時速300キロ前後で回転しており、ワシの目には扇風機の羽根のように見えないのでは」と話している。

 オジロワシの死骸は同日午前11時40分ごろ、道内を旅行していたノルウェー合気道連盟のヨン・アルバートセン会長(43)が同町後静の道道わきで発見した。鋭利な刃物のようなもので三つに分断されていた。約30メートル離れた場所に浜中町の第三セクターが06年2月から運営する「浜中風力発電所」(羽根の直径77メートル、支柱の高さ85メートル、出力1370キロワット)があり、回転する風車の羽根にぶつかったとみられる。【本間浩昭】

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