2008年10月20日(月) 02時32分

＜三重監禁＞高２女子に脅迫メール打たせる　市川容疑者送検（毎日新聞）

　三重県紀北町の高校２年の女子生徒（１６）が監禁された事件で、女子生徒の母親の携帯電話に届いた３００万円を要求するメールは、同町海山区相賀、塾経営、市川元容疑者（６３）＝逮捕監禁容疑で逮捕＝に脅されて女子生徒自身が打っていたことが分かった。県警は１９日、市川容疑者を逮捕監禁致傷容疑で津地検に送検した。

　市川容疑者は女子生徒の首を絞めるなどした後、ロープで縛って手首に擦り傷などを負わせており、逮捕監禁致傷容疑での送検となった。県警は身代金目的誘拐容疑での立件を視野に捜査を進める方針。

　県警によると、女子生徒は１６日昼、市川容疑者に呼び出され、普段そろばんを習っている市川容疑者の自宅兼塾を自転車で訪れた。市川容疑者は突然、女子生徒の首を絞め、目や口を粘着テープでふさぎ、手首を縛って擦り傷を負わせたらしい。

　一方、女子生徒の自転車は町内のスーパーの駐車場で鍵のかかった状態で見つかった。スーパーは市川容疑者の自宅から約５００メートル離れており、女子生徒の自転車であることを示す防犯登録などのシールが削り取られていたことなどから、県警は市川容疑者が捜査を遅らせるために運んだとみている。市川容疑者は容疑を否認し続けているという。【岡大介】

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