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2008年10月19日(日) 20時35分

ランキング制とGPシリーズ、国際柔道連盟が導入決定読売新聞

 【バンコク=上村邦之】国際柔道連盟(IJF)は19日のバンコクで理事会を開き、五輪出場権をかけたポイントランキング制と世界各地で開催するグランプリ(GP)シリーズの導入を正式に決めた。

 21日の総会までに運用規定の詳細を詰めた上で、来年1月から導入される。

 GPシリーズは、2月のフランス国際、12月の嘉納杯東京国際などの主要大会を、IJFが4段階に格付けを行い、それぞれに応じたポイントを定める。その上で、世界選手権を含めた成績に応じ、選手に得点を与えてランキングを作っていく。五輪出場権については、上位20選手程度(1か国1代表が上限)に与える方向で調整する。

 また、技の判定基準から「効果」を廃止することも正式に決まった。これに伴い延長戦の増加が予想されることから、ゴールデンスコア方式の延長戦を5分から最大3分に短縮する。23日からバンコクで開かれる世界ジュニア選手権で試験導入し、来年から本格実施していく予定だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000019-yom-spo