2008年10月19日(日) 19時46分

＜殺人容疑＞８３歳女性刺され死亡、孫が自殺図る　長崎（毎日新聞）

　１９日午前５時４０分ごろ、長崎県雲仙市吾妻町牛口名の無職、鹿田光義さん（８９）方で、孫の女性（２９）から「祖母の意識がない」と１１９番があった。県警雲仙署員が駆けつけたところ、鹿田さんの妻フサヨさん（８３）が１階の居間で腹部を刺されており、搬送先の病院で死亡が確認された。

　同居している孫で無職の男（２６）が自分の腹部を刺して大けがをしており、「自分が（フサヨさんを）刺した」と認めたため、同署は病院に収容された男の回復を待って殺人容疑で調べる方針。

　調べでは、鹿田さん方は鹿田さん夫妻と孫の女性、男の４人暮らし。倒れていたフサヨさんのそばに台所の包丁（刃渡り約１６センチ）が落ちており、男はこれで刺した後、自殺を図ったらしい。動機を調べている。

　近所の人によると、男の両親は漁師だったが約２０年前に海の事故で亡くなり、男は祖父母に育てられたという。「（男が）この周辺を歩いているのを見たことがない。どんな人かも知らない」と話す人もいた。【柳瀬成一郎、山崎太郎】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000049-mai-soci